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2006年 10月 1日 (日)

ノーマン・メイラー「マリリン・モンロー」その3


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「ミラーとモンローの出会いはラリー・シラーがセッティングした」と公然と言われるほど、二人とシラーの付合いは深く、ミラー邸でのパーティにも出入りします。実際のところ、シラーのセッティングはなく、公園でのモンローとのデートの際の突然の降雨に、二人して知人のシラー家に避難したのです。当時、メイラーもアーサー・ミラーとモンローの住まいの近くに居り、ラリー・シラーに二人を紹介しろと熱心です。シラーは二人にパーティに招待してみてはと助言しますが、ミラーとモンローは互いを配慮してメイラーに会おうとはしませんでした。

 ラリー・シラーはケネディ暗殺事件のリー・オズワルドの銃撃犯ジャック・ルビー、ゲイリー・ギルモア等のインタビューをものにした野心家です(メイラーにはオズワルド伝あります)。メイラーはラリー・シラーとは縁があり、後日、ラリー・シラーの用意したゲイリー・ギルモアとの膨大なインタビューをもとに「THE EXECUTIONER'S SONG」1979年(死刑執行人の歌)を書き上げ、ピュリッア賞を獲得します(「夜の軍隊」1968年でも受賞)。


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