◎南部きみ子
南部樹未子 なんぶきみこ 昭和5(1930)9・23〜小説家。本名キミ子。東京生。武蔵高女卒。
卒業後、一時釧路に滞在。東京電気(株)を経て、昭和三十四年九月『流氷の街』て「婦人公論」女流新人賞受賞。
釧路を舞台に男女の愛憎を心理的サスペンス仕立てで描いた『乳色の墓標』(昭36)や、過剰な母性愛の悲劇を扱った『狂った弓』(昭53)『北の別れ』(昭54)など、現代の愛の不毛を扱った作品が多い。